大正・昭和初期の日本の文人達に愛された、
旅館「常磐館」の趣を再現した
竹島近くの文学歴史記念館です。
料理旅館「常磐館」は、1912年に滝信四郎氏により竹島海岸に建てられました。
滝信四郎氏は「常磐館」「竹島橋」「蒲郡ホテル(現 蒲郡クラシックホテル)」「弘法大師像」など、蒲郡観光の礎を築いた名古屋の実業家です。
蒲郡市の竹島近くは、当時から東海地方屈指の保養地として多くの人々に親しまれていました。
常磐館からの眺めはまた格別なもので、大正・昭和期にわたり多くの文豪たちに愛されました。
最も早くに作品内で取り上げた菊池寛を始め、志賀直哉、谷崎潤一郎、山本有三、川端康成、井上靖、三島由紀夫などの作家や文化人が滞在し、作品やエピソードを残しました。
海辺の文学記念館は、100年を過ぎた今も常磐館と文豪たちを忘れないよう、1997年に建てられました。
館内には、常磐館で実際に使われていた照明器具や同時代の建物である当館に移築前から使われていた掛時計(1904年 アメリカ製)などが飾られ、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
ノーベル文学賞を受賞した「川端康成氏」をはじめ、蒲郡市出身の直木賞受賞作家 「宮城谷昌光氏」や芥川賞受賞作家「平野啓一郎氏」の作品なども展示しています。
お飲み物
※表示価格は税込み価格です